闘争少女【前編】完



『あの……』


「ん?」


『”わからないように”って
ゆうのはこの変な変装のことだったのか?』


「正解(笑)」


『はぁ〜……』


「上手くできてんだろ?」


『シロは…わからなさすぎる……』


「(笑)」



「おーい……そこのお二人さん
ふたりだけの世界に入るのは構わないけど
ちゃんと話し聞いてるの?」





と、リノの声が聞こえ我に帰る



『ごめん……』


「とゆうわけなので
当日はよろしくお願いします!体調にも気をつけ下さいね!」


「「「「はーい」」」」


「は、はい……」


「…………………」





これにて球技大会の
特別枠の話し合いは終わったのであった




店の前で解散し残ったのはイスズとリノとカメ





「んじゃ〜帰ろ〜♪」


「そうですね!

いや〜こんな僕が呼ばれるなんて
思ってもみなかったので
期待に応えられるか不安だけど…

精一杯頑張ります!」


「うんうん!ありがとう!
ほんと今から楽しみだよ〜〜ねー?イスズ!」


『………………』


「イスズ?」


『…ぁ…ごめん、なに?』


「球技大会楽しみだね!」


『あ、うーん…』


「……きっと楽しいよ!
だから一緒楽しもうねイスズ♪」


「そうだよ!僕達が大いに盛り上げます!」





そんな会話しながらリノとカメとも別れ
家路へと1人で足を運んでいた帰り道……



ジーッ


バッ!



『……?!』



後ろを振り返る……が、誰も居ない



今さっき誰かに見られてるような
気配を感じたイスズは顔が険しくなる…






それからとゆうもののイスズが1人で
居るときは誰からの視線を感じるようになった






シロ達にはこのことは言ってない

言ったところどうにもならいと思ったから



相手が出てくるまで待つことにして

自分で解決してようとした

それが間違いだった……







記念すべき日にあんなことが起ころうなんて
< 81 / 300 >

この作品をシェア

pagetop