闘争少女【前編】完
『あの……』
「ん?」
『”わからないように”って
ゆうのはこの変な変装のことだったのか?』
「正解(笑)」
『はぁ〜……』
「上手くできてんだろ?」
『シロは…わからなさすぎる……』
「(笑)」
「おーい……そこのお二人さん
ふたりだけの世界に入るのは構わないけど
ちゃんと話し聞いてるの?」
と、リノの声が聞こえ我に帰る
『ごめん……』
「とゆうわけなので
当日はよろしくお願いします!体調にも気をつけ下さいね!」
「「「「はーい」」」」
「は、はい……」
「…………………」
これにて球技大会の
特別枠の話し合いは終わったのであった
店の前で解散し残ったのはイスズとリノとカメ
「んじゃ〜帰ろ〜♪」
「そうですね!
いや〜こんな僕が呼ばれるなんて
思ってもみなかったので
期待に応えられるか不安だけど…
精一杯頑張ります!」
「うんうん!ありがとう!
ほんと今から楽しみだよ〜〜ねー?イスズ!」
『………………』
「イスズ?」
『…ぁ…ごめん、なに?』
「球技大会楽しみだね!」
『あ、うーん…』
「……きっと楽しいよ!
だから一緒楽しもうねイスズ♪」
「そうだよ!僕達が大いに盛り上げます!」
そんな会話しながらリノとカメとも別れ
家路へと1人で足を運んでいた帰り道……
ジーッ
バッ!
『……?!』
後ろを振り返る……が、誰も居ない
今さっき誰かに見られてるような
気配を感じたイスズは顔が険しくなる…
それからとゆうもののイスズが1人で
居るときは誰からの視線を感じるようになった
シロ達にはこのことは言ってない
言ったところどうにもならいと思ったから
相手が出てくるまで待つことにして
自分で解決してようとした
それが間違いだった……
記念すべき日にあんなことが起ころうなんて