闘争少女【前編】完
「悔しいぃ〜〜〜!!!」


「お前はゲームの時と
一緒でいつも終盤で詰めが甘くなる…」




これで2学年は無念の敗退決定

次の最終試合は勝ち点3づつ獲得している

1年と3年の優勝をかけた戦いが始まる





『(まぁ、なかなかの試合だったな…次はシロとシャノか)』




入場ゲートの方を見つめる

そこにはもう直ぐ出番のリノとシャノ

シロの姿か見えた




そんなシロの周りには

女子が囲むように群がっていた


本人は至って普段と変わらず

冷静で気にしていない様子……



イスズはその光景をジーッ見ていた




『(…………………っ!?)』



《ニヤ》



その視線に何か気づいたシロが

イスズの方向を見つめ笑ったのだ




『(なに、アイツ…気づいてたかの…っ/』



一瞬の出来事だったのにも関わらず

不覚にもドキッとしてしまった




《お待たせいたしました!

次は最後の試合、バスケットボールです!!!
この試合で互いの優勝が決まります!

大いにこの大会を
盛り上げてくれることでしょう!
頑張ってください!》


と、アナウンスが流れ選手が入場していく







この試合は女子の瞬発力

パスの正確さが鍵となる

男子はその女子からのパスで

ゴールだけを決める

他の行為は決して認められない

なのでこの試合は男子がゴールを

決めなければ勝利はできないとゆうことになる





《さぁ〜それでは試合開始とまいりましょう》



ピーーーーーッ!



ダンっ!!!






最終決戦の笛が体育館に鳴り響いた……

これがイスズの

戦いのホイッスルの合図とも知らずに

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