闘争少女【前編】完
この異様なオーラを放つ2人
コイツらが私を呼び出した
張本人=シロバクとクロバクの姿だった
「ここまで来れたことは誉めてやろう…
だが、お前如きが調子に乗るんじゃねーよ」
『……………………』
「お前あれなんだってな、2年のチーム西方の
教室を出入りしてるらしいじゃん?
もしかしてお前誰かの女?それにしちゃ〜
…………趣味がわりぃなははははは(笑)」
「……しかもお前ここのテッペン
目指してるとかほざいてるらしいな?」
『なぜお前らが知ってる』
「ふっ(笑)さ〜な…俺たちは
この学校のテッペンを取るために
ここ1階の奴ら全員を支配した!!!
次は2階…とおもったが
最近女がうろちょろしてるって聞いてよ」
「だから〜(笑)目障りなんだよお前」
「俺たちの邪魔すんじゃねーってことだ
女がここのテッペン?笑わせんな……
ここは男子校だ!
女が入ってきていい場所じゃねーんだよ!」
『…そんなことで私を呼び出したのか』
「俺たちはこの学校の頂点になる!!
そして…この学校全土を支配するんだ!!!」
「俺たちに逆らう者、邪魔な者は
誰であろうと廃除しこの手で罰を与える…
あはははあははは(笑)」
『……ざけんなっ』
「”情報”によると喧嘩できる女って
聞いたからな(笑)
だったら直接俺たちの手で
始末しちまおーてなったわけだ…」
イスズを挟み
互いに話し出すシロバクとクロバク
すると
シロバクの後ろ方向から
バタバタと数人の足音が聞こえた