月の少女ルーナ
第一部 出会い
遥か昔、人々は戦争をし、終幕した頃には、もう何もありませんでした。

そして、人々は、魂についての研究をしました。

ソウルキューブ。魂を永久保管する幻のキューブ。

そして、僅かに残った人々は、研究員のみを月に旅立たせ、地球には無い資源を見つけることを、希望に、全てを託しました。

そして、１０００年後。
地球に残った人々は、必死に努力し、なんとか地球を再生させました。

その頃、月では元老院が人間クローンを作り、人口を増やし、人の魂をコントロールすることで、見せかけの安定を手に入れていました。

闘志を無くすため、従順にするため、全ての感情を取り除いて。

ですが、神の気まぐれか、ルーナという、魂を持ちながら生まれてしまった少女がいました。

元老院院長はルーナの魂の90%を取り除いて、残りを実験用にルーナに残しておきました。

その頃には、もう既に院長セレーネは狂っていました。
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表紙・目次

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