大好きな人
そこに立っていたのは

身長も伸びて、顔もカッコよく、髪の毛を遊ばせている人。


な、なんかチャラくなってる!?


でもそこにいるのは、まぎれもない空で。


私の鼓動は加速する。


「お、お邪魔しまーす。」


「荷物は俺の部屋置いてあるから。」


ぎょっ!?


「空と?同じ部屋?」


高校生の男女が同じ部屋で過ごす?

まさかでしょ。


「なに?意識してんの?」


「ひゃ。」


空は見たことのない甘味な笑みを浮かべ

私との距離は10センチ。

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