大好きな人
「へぇ、俺のこと好きなの?」


香織はコクンと頭を小さく縦に振る。


やばい、嬉しすぎて死にそう。

「じゃあ、キスくらい出来るだろ?

あ、もちろん舌いれるやつね?」


ニヤニヤが止まらない。


「で、出来ないよ。‥‥‥ン。」


俺は香織の唇に手を当て

指でなぞる。

香織は目を閉じて、また涙目。


そんな期待されても、これはお仕置き。


「ほら、キスしてよ。」

俺からはしないよ。

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