壁ドンされました。


「ていうか、由美めっちゃ見た目変わったじゃん。」


わたしの前で、クスクス笑う啓。


な、なにさっ!

「別に、そんなの啓に関係ないでしょ!」


「眼鏡、取んなよ。」


そう言い、スッと私の眼鏡を勝手にとった。


「ちょ、返してっ!」

私は慌てて啓から取り返そうとする。

だけど、どんなに背伸びをしても、


…届かない


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