未来のあたしへ
強引に引き寄せて 気が付けば腕の中



あぁ 昔と変わらない

温もり
匂い
抱きしめる力


次々と溢れ出てくる彼の言葉



―― どうして、どうして
急に居なくなった?
寂しかった
会いたかった
ずっと探してた
もっと愛していたかった




今でも好きだ。




私は、彼の腕の中で言葉を全部受け止めた


もう出て来ないと思っていた涙、溢れて
体は素直で手が必死にあなたに触れようと

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