桜の季節にさよならを
第一章
桜の舞い散る季節
私は高校生になった。
中学生の時とは違い朝は早いし、
家に帰るのも遅くて毎日がめまぐるしく回る。
「はぁ~……」
自然と溜息も出てしまうほど毎日忙しい。
まあ学校、楽しいけどね。
時刻は夕方19時半過ぎ
先程学校を出て今は学校の最寄り駅まで歩いてる途中だ。
「補習しんどかった……」
そう、何を隠そう私は欠点赤点常連者なのだ。
正直、この高校に何で入れたんだろう……って皆に疑われる程の頭の悪さである。
「な~んでこんなに勉強出来ないのかな私~」
空を見ながらぼーっと歩く