キミ対策、したいんです。






そこまで言って


彼女はやっと、
潤んだ目で俺を見上げた。





「…見てるの、知ってた。」


「………え。」


「俺も、ずっと話したかったし。」





真っ赤になる君に

俺も、追い打ちをかける。





もっと困って。

もっと慌てて。





……わかればいい。

この、どうしようもない想いを。







< 10 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop