あとちょっと、もう一歩。
第一章 初めまして と 「またね」の挨拶
私は、叶わぬ恋に水をやる。今日も明日も、明後日も……。
叶わないとわかっているのに、側にいるから、止まらない。
彼女は、叶わぬ恋に水をやる。今日も明日も、明後日も……。
叶わないとわかっているはずなのに、側にいるのはなぜなのだろう。
あぁ、なんでこんなにうまくはいかないのだろう。
私は、
俺は、
ただ"幸せ"になりたいだけなのに……。