雨の日、キミに欲情する


千沙も酒豪だけど、笹島さんもなのだろうか?

笹島さんと、こんな風に飲みに来た事は無いのだが、見た目とは正反対の飲みっぷりに少し驚いた。

私は自分のビールをチビチビと飲みながら、二人をチラチラと交互に見る。


「で、一体、何があったのですか?」

千沙は横にいる笹島さんの方を向いてから、手に持ってたジョッキのビールをグイッと勢いよく飲む。



千沙の2杯目の中ジョッキは、もう半分を過ぎていた。



あ、コレは次のビールのお代わり、いるな。

って思っていたら...


「んー。そっだねー」と笹島さんは、グイっとビールを飲んだ。


あ、ここもお代わり、いるな。

そう思ったんだけど....

って、言うかこの二人。


どれだけ飲むつもりなんだろう。
< 54 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop