【完】あいつが私に恋してる!?
それから俺は愛莉を
振り向かせる事に必死だった
「愛莉!!今日俺、体育で
ゴール決めるから見てて!!」
「あーうん。覚えてたらね」
愛莉、そう言ったのに。
愛莉が見てたのは俺じゃない
別の男だった。
「きゃー!竜也!凄いじゃん!
さっきのパス、格好良かったよ!」
…なんだよ、その笑顔。
ゴール決めた俺より、なんで
その男を見てんの。
愛莉をおとすつもりだったのに
気づいたら俺が愛莉を好きになっていた