【完】あいつが私に恋してる!?
「愛莉、愛莉の好きなウィンナー
焼けてるよ」
私と歩美と優良は海を泳いだ後、
バーベキューをしている竜也と淳くんの
ところに戻った。
「あ!ありがとう竜也!」
水着姿の竜也はいつもに増して
かっこいい!!
竜也の白い肌が太陽に
反射して輝きを放ってる。
「ね!竜也!あとで一緒に
泳ごうよ!!」
「うん、俺も愛莉と泳ぎたかった」
きゃー!もう竜也好きすぎる!!
「え、竜也と愛莉って
付き合ってるの?!」
淳くんがびっくりして
お肉を口に入れたまま喋った。
「は!?付き合ってねーし!!」
それになぜか優良がツッこむ。
その優良を横目でチラッと見ながら
また淳くんが関心したように口を開いた
「だって愛莉の好きなもの
把握してるとか、そこらの恋人より
仲いいだろっ!
俺なんて歩美の好きな物
知らねーし!」
「私が好きなものはチーズ!!」
それに怒りながら言う歩美。
「あ。そうでした」
目の前で2人が痴話喧嘩を
始める中、ずっと黙ってた竜也が
ふふっと微笑んだ。
「なんか気づいてたら愛莉の
好きなもの覚えてた」
「ええ!!なんで!?」
「うーん、わかんないけど」
ももも、もしかしたら竜也
私のこと好きとか…!?
そ、それは無いか!!
「は?!俺だって愛莉のこと
気づいてたら覚えてたし。
ほ、ほら!スリーサイズとか!
えーと上から83・56えーと…」
「ばか!!優良の変態!!」
なんでそんな変なこと覚えてんのよ
このエロガキは!!
「わー!愛莉!ごめんって!
もう他は言わないからさ!!」
「は?!他にもあるの!?」
なにこいつ!!きもい!!!
「海行ってくる!!
優良とはいたくない!!」
「え。愛莉?」
「え!!!ごめん愛莉ー!!」
私は竜也の声まで無視して
海に走った。