【完】あいつが私に恋してる!?




「じゃあジュース入れてくるね!」




数分、談笑した後

愛莉はジュースを取りに一階に降りた。





そして落ち着かないのか

頻繁に俺に話しかけてくる優良。




「お、お前何回ここ来たことあるの」


「うーん、一週間に一回くらい」




数なんていちいち数えてないからなあ。




俺がそう思ってると優良は

予想を遥かに超えたらしく

驚いた顔をしてる。




「いつもここで愛莉と何してるの??」





続けて聞かれて、俺は少し考えた。




そして、「ふっ」と笑って





「まあ優良が知ったら嫉妬

しちゃう事かなっ。」




さあ、優良くんの妄想ワールドは

どの辺まで広がるでしょうか。





優良は顔を真っ赤にさせて

悔しそうな羨ましそうな目で

俺をキッと睨んできた。




まあ実際は勉強とか

ただヒマだから一緒にいたりとか



そんな物凄い事はしたことないんだけど






そのまま答えたって面白くないでしょ?






まあ、そんなことより





俺は妄想に悶える優良を

チラッと見て口を開いた。







「俺、愛莉に告ろうかな。」




これが俺の最終兵器。




最終兵器にしては出すの早いけど

このまま2人を見ていられないから。




しかもじわじわ優良を弄っても

可哀想だしね。






「え!!!!」





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