好きな人に監禁されました!

「……だから、君を好きでもないけど監禁したよ。」



嘲笑う、十影は...これまで見たことのない十影だった。

冷製じゃなくて…。


「……う、うそ。嘘ですよね!!ねぇ!十影!!!嘘じゃないの!ね!ねぇ!!」



うるうると、雫が瞳に溜まっていく。


「嘘なんか何で言わなきゃいけないんだよバカじゃないの。」


一息で、そう言った十影を、

ボンヤリと見つめていた。



「う、嘘だ。」
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