好きな人に監禁されました!

「あ!十影!?なに?彼女の顔一目でも見たいの?早く帰らないと遅刻だよ?」

と、十影に向かって言うけど、

いつものニコニコしたりニヤニヤしたりは無い。

ポーカーフェイスだった。


「ごめん、筆記用具忘れてさ。シャーペンと消しゴムと赤ペンかして?」

ボソボソと、早口で言う十影は

とっても冷たい。



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