好きな人に監禁されました!
「せ、先輩?大丈夫で、す…か?」
「だ…だめ!む、り」
只今、ベンチにすわってくたびれている先輩。
「そ、そんな無茶しなくて良いんですよ?」
楽しかった。でも。
前は、先輩と付き合っていても…
モテモテな先輩とは、放課後デートしか出来なかった。
それに、私以外の人とも、
わらいながら、二人で歩いていたりした。
「だって…茜ちゃんが喜んでたしッ?それに茜ちゃんが、好きだから」
先輩は変わった。
前は、なんか違かった。
「手放してからわかるものってあるんだね」
私の頭をとんとんと、撫でてくれた。