好きな人に監禁されました!
………


「あぁっもうっ!」

その後、放課後までそのことで頭がいっぱいで、

授業中に怒られるし、

掃除中にバケツをバッシャァアッ!ってなぜか自分にかけるし。


どうしたら、自分でバケツの汚い水をかぶるんだろう。



「あ、そうだ。十影迎えに行こう。」



今日は、私はあの時間しか授業をサボる行為はしなかったけど、


小雪と十影は授業に出ていないらしい。



だから、保健室に迎えに…





「茜遅い。」

「はぁっっ!!?」


廊下を、のんびり歩いている途中。


「待ってたんだけど。」


ムスクれた顔の、脱力してる十影に遭遇。


この綺麗な黒髪といい、

つり目といい完璧な美系男子だ。



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