好きな人に監禁されました!
「どうしたの?ツンデレ?」
「甘〜いチョコだって。これからも仲良くしてねだって。誕生日おめでとうだって。永遠に彼女と幸せにねだって。」
「成田(僕の彼女)にありがとうって伝えとくね、ありがとう」
「成田じゃないけど、どういたしまして。」
どうやら、気づいたらしい。
私が手作りした事も。
「キスのお返し?」
「誕プレ!」
「僕の誕生日、三ヶ月も後。」
「じゃあ…え…っと今月のお小遣い」
「え?あ、そう?ありがとう。大切に使うねお母さん。」
なんとも、リズミカルでカレカノっぽくない会話。
この後、小さく
「好き」
って呟いた。
でも、聞こえなかったと思う。