好きな人に監禁されました!
『ハッピーバースデー!!!』
その言葉が聞こえたときには、もう私の頭の上に色とりどりの紙くずがたくさん落ちてきていた。
全く状況が理解できない。
「ハッピーバースデー!茜!」
「せ、先輩……」
「ハッピーバースデー。」
「十影も…」
そう、私に対してさっきハッピーバースデーと言ったのは、十影と先輩。
あんまり、状況が理解できていないけれど、多分お店の中で私を祝うために待機していたのだろう……。
「な、なんで…?」
「えっ…?」
「なんで…こんな大掛かり…な。嬉しすぎて……泣いちゃうよっっ!」