ずっと隣で・・・
今日は久しぶりに定時で上がれた。
弦に会えないストレスはショッピングで
解消しようと思い、急いで着替えを済ませ会社を出ようとした。
その時だった。
電話の着信に気が付きスマホの画面を見ると美鈴だった。

・・・あれ?美鈴って今日、有給取ってたよね・・・
そう思いながら私は電話に出た。

「もしもし?美鈴?」
『千鶴・・・今大丈夫?』
なんとなくいつもの元気な美鈴とは違っていて違和感を感じた。
「いいよ。ちょうど今会社をでたとこだし・・・なんだった?」
『・・・・今から会えない?』
ほんの少しだけど声のトーンが低い。
やっぱりいつもの美鈴じゃない。
無駄に長く友達やってるわけない。友人の心の変化には
割と敏感だ。
「いいよ。会う会う!」
私が勢い良く返事するもんだから、美鈴の笑い声が聞こえた。
でもその笑い声に覇気がないというか・・・
『ありがとう。・・・実は近くにいるの・・・フォレストってカフェ知ってるでしょ?』
「うん・・・」
『そこにいるから』
私はわかったと返事をしてカフェへと向かった。
そして待っていた美鈴から目が飛び出るような事を告白された。

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