ずっと隣で・・・

「それは理由にもよるよ。・・・で？話は何？
葉山君がいるって事は１対１で話すには勇気がいるって事だよね。」
さすが課長！大人だ・・・なんて私・・・全く役にたってないかも・・・
「そうよね・・・内容によっては別れるのかもね」
「ちょ・・ちょっと美鈴！」
つい言葉がでてしまった。
「ごめん、千鶴。でも今から話す事って最悪そう言う事もありうるって事」
私は何も言い返せなかった。
自分はそう言った経験がないから
美鈴にいいアドバイスができない。
それにこれは２人の問題だ。私はただ、美鈴に勇気を出してもらうために
隣にいる様なものだ。
私は美鈴の手を握った。
頑張ってと・・・いう気持ちを込めて。


「・・・・６週目なの・・」

美鈴はお腹に手を当てると福山課長の目をじっと見つめた。