ずっと隣で・・・

何度か息を吸って～～吐いて～～を繰り返し
そして意を決したように
もう一度私を見た。

「本当は、ちゃんと全てが整ってからって思ってたけど
　俺は、この先千鶴を絶対に離さすつもりはない。だからこれから先の将来
　ずっと隣にいてほしい。・・・・結婚しよう・・千鶴」

結婚を前提にと言われたことは過去にあった。

今私は本当に愛する人にプロポーズされた。
けっしてかっこつけた言葉ではなく
弦らしい言葉で

「ずっと・・・ずっと弦の隣にいていいの？」
弦は頷いた。
「で？返事は？」
目頭がかーっと熱くなってなかなか言葉を出せずにいた。
何度も何度も深呼吸をする。
「・・・・・よろしくお願いします」

言葉と同時に私は弦に抱きついた。