ずっと隣で・・・
それから数日後
この日は珍しく忙しくてお昼休みが少し遅くなった。
しかも寝坊して弁当を作れなかったため
コンビニでおにぎりか弁当を買うしかないな・・・と
私は長財布が入る様な小ぶりのバッグに小説を入れて
エレベータが閉まる寸前ギリギリセーフでエレベーターに乗った。
フーっと息を吐き呼吸を整えていると
「葉山さん」
後ろから名前を呼ばれ振り向くとそこには元彼の英斗がいた。
私は軽く会釈をしたが言葉は発しなかった。
エレベーターが1階に止まると、押されるように降りた。
このまま何も内容にさっと外に出ようかどうか悩んでいると
「今から昼飯?」
英斗が再び話しかけてきた。
「うん・・・」
ぎこちなく返事をすると英斗が私の横に並んだ。
「松本さん、寿退社したんだってね」
「うん」
「・・・それで最近昼飯一人なんだ」
「うん・・・でも慣れてきたよ・・・篠原君も今からお昼?」
「・・・・・・そう・・今まで会議だったからちょっと」
英斗は何かを言いかけるように口を開いたがすぐに言うのを
やめるように口を閉じた。
「なんかあったの?」
「・・いや・・なんにも・・・それより一緒に飯食わない?」
突然の誘いに思わず足を止めた
「え?!」
別に英斗が怖いとか嫌という感情はない。
ただ昔のように普通に会話をしていることにちょっと驚いたのだ。
「うまい定食屋見つけたんだ」
「・・・じゃあ~」
私はなぜかその誘いを受けた。
この日は珍しく忙しくてお昼休みが少し遅くなった。
しかも寝坊して弁当を作れなかったため
コンビニでおにぎりか弁当を買うしかないな・・・と
私は長財布が入る様な小ぶりのバッグに小説を入れて
エレベータが閉まる寸前ギリギリセーフでエレベーターに乗った。
フーっと息を吐き呼吸を整えていると
「葉山さん」
後ろから名前を呼ばれ振り向くとそこには元彼の英斗がいた。
私は軽く会釈をしたが言葉は発しなかった。
エレベーターが1階に止まると、押されるように降りた。
このまま何も内容にさっと外に出ようかどうか悩んでいると
「今から昼飯?」
英斗が再び話しかけてきた。
「うん・・・」
ぎこちなく返事をすると英斗が私の横に並んだ。
「松本さん、寿退社したんだってね」
「うん」
「・・・それで最近昼飯一人なんだ」
「うん・・・でも慣れてきたよ・・・篠原君も今からお昼?」
「・・・・・・そう・・今まで会議だったからちょっと」
英斗は何かを言いかけるように口を開いたがすぐに言うのを
やめるように口を閉じた。
「なんかあったの?」
「・・いや・・なんにも・・・それより一緒に飯食わない?」
突然の誘いに思わず足を止めた
「え?!」
別に英斗が怖いとか嫌という感情はない。
ただ昔のように普通に会話をしていることにちょっと驚いたのだ。
「うまい定食屋見つけたんだ」
「・・・じゃあ~」
私はなぜかその誘いを受けた。