ずっと隣で・・・
娘はやらん!なんて・・・
うちの父からそんな言葉は出てこないだろうな。
こんなんでよかったらもって帰ってくれ~~とか言いそう。
そんな事を考えながら私たちは電車に乗って実家へと向った。
私の実家は名古屋から、電車でだいたい30分以内の所にある。
「う~~。なんか胃が痛くなってきた」
弦がお腹をさすり、何度も深呼吸をする。
「もう~~大丈夫だって。父も弦と飲みたがってたくらい
だから大丈夫だって」
嘘は言ってない。
とは言っても今の弦には何を言っても緊張は解けないみたいだった。
ちょうどその時、私たちの降りる駅に到着するアナウンスがはいった。
私たちは手を繋いだまま電車を降りた。
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