ずっと隣で・・・
2階にある私の部屋に母が布団を敷いてくれて
もちろん2組

何だか目が冴えて眠れない。
明日は弦のご両親に挨拶しなきゃならない・・・
・・・だからか余計に眠れない。
「弦・・・起きてる?」
背中を向けている弦に声をかけた。
「・・うん」
返事をしながら弦は私の方に向きを変えてくれた。
「なんか最後はお父さんに弦を持ってかれる形になって凄かったね」
「あはは・・・そうだったね。でもすっげ~楽しかったよ。
俺やっぱり・・・千鶴の両親好きだわ・・・・」
弦の顔は暗くて見えないけどきっと結婚の許しをもらえてホッとしているのだろう。

とりあえず第一関門突破といったことだな。
明日は、いよいよ弦のご両親への挨拶だ。
昔付き合ってた頃弦のご両親に何度か会ったことがある。
天然のお父さんに元気お母さん。
でも明日は遊びに行くのとはわけが違う。
がんばらなくっちゃ。
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