ずっと隣で・・・
倒れたイスはスル―され
2人の姿は寝室のベッドにあった。

押し倒された私の目の前にいる弦の顔は獲物を前にした動物の様だった。
「あんな言葉で顔赤くしてたらこの先、生きてくの大変じゃない?」
この状況を楽しんでいるかのように言葉は続く。
「この体勢で言う奥さんって響き・・・エロいね」
「あ・・あの急に・・・何のプレイなの?」
いつもと違う弦に戸惑う意外なかった。

弦は口角を上げるとフッと笑った。
「そりゃ~あんなご馳走と、千鶴の表情、仕事もとりあえず第一関門突破
したらうれしくて楽しい事したいと思うでしょ~」
「そ・・そうなん・・だ。」
確かに弦からすればそうかもしれない。
しれないけど、その楽しい事が
俺に食べられろ・・・なんだ。

仕方ない。
食べられてあげようじゃない。
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