ずっと隣で・・・
・・・くやしい。
何が別れたつもりなんてないよ。なの?
あんな男と3年も付き合っていたと思うと吐き気がしそうだった。
しかもなに?今さらいい訳が妹?
どれだけ私をバカにすればいいの?
悔しくて悔しくて・・・私は台車を押しながら必死に涙を堪えた。

あんな奴のために誰が涙なんか出すもんか!

それから課長に頼まれていた資料を渡した。
英斗が持っていたファイルに関しては
何も言わなかったが
私が席に着いた頃
英斗が資料を持ってやってきて課長に渡した。
私は視線を合わせないように
パソコンのキーを力強く叩いた。

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