ずっと隣で・・・
私はゆっくりと目を閉じ
弦のキスを受け入れた。
最初は触れるようなものだったが
徐々にキスが激しくなる。
私の手と弦の手が絡まるように繋がれる・・・離れないように
そして角度を変えキスが続けられる。
あの頃を思い出すように
自然とお互いの舌が引き寄せられるように絡まったり
離れたりを繰り返す。

二人の唇が離れると弦がささやいた。
「で?どうなの?俺のこと・・・好きだよな」

私の目は潤んでた。
やっと止まった涙が再び落ちそうなほど潤んで、弦の顔がぼやけて見える。
私は落ちそうになる涙をぐっと堪えた。

「すき・・・弦が好き・・」
私はそのまま弦に強く抱きしめられた。

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