ずっと隣で・・・
「千鶴の好きな場所は、忘れてないよ・・・」
唇がはなれると弦が舌なめずりをしながら耳元で囁く。
そして弦の舌が私の耳をくすぐる。
私の身体が跳ね上がる。
「だ・・ダメ…・ん・・んぁ・・」
だが弦の動きは止まらない。
耳を甘噛みしながら
「もっと・・声きかせて・・」
甘い声で囁く。

「弦・・・」
「何?」
「私シャワーも浴びてないの・・・」
だが弦の動きは止まらなかった。
「ねぇ・・・・弦?」
弦の唇が私の耳から離れると
私を見つめた。

「俺も入ってないから・・・大丈夫」
「でも・・・」
やっぱりシャワーに入りたくて
身体を捩ると
「いいから!早く俺の物になりなさい」
そう言って私の着ているシャツのボタンを一つずつ外す。
片方の手でボタンを外し、もう片方の手は
逃げるなと言っている様に手を絡ませる。

返事のかわりに握った手に力を入れた。

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