ずっと隣で・・・
次の日、私は一旦自分のアパートに戻り着替えを済ませて
弦との久しぶりのデートを満喫した。

初めてのデートではないけれど
何だか手を繋ぐのも恥ずかしかった。
でもデートの間、これからの話をすることはなかった。
今を楽しみたいと言う気持ちもあったが
実際の所、聞くのが怖いという気持ちの方が大きかった。

楽しいはずなのに弦が帰ってしまうって事ばかり頭から
離れず楽しい反面心ここにあらずといった感じだった。

私遠恋できるかな・・・・
失敗も経験してるだけに・・・

それでも弦は私を一番に考えてくれた。
私の好きな場所も、好きな食べ物も・・・
誰よりも知っている弦は今日1日、私のためだけに付き合ってくれた。

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