ずっと隣で・・・
「弦・・・」
「もうちょっとだけ待っててくれ。」
「うん」
「あと・・・今度指輪買うときは左のを買ってやるからさ」
目が潤む。
もう・・・こんなこと言っておいて京都に帰っちゃうとか
酷過ぎる。
すると場内アナウンスが聞こえた。
「もう行かなくっちゃ・・・」
私はとっさに弦のスーツの裾を掴んだ
「ちーづーる」
困った様な顔の弦がフッと笑う。
そしてチュッとほっぺたに軽くキスをし
「愛してる」と耳元で囁いた。
目頭が熱くなるのを悟られない様
私は
「バーカ。そんなの知ってるよ」って言ってやった。
そして弦の乗る新幹線の扉があいた。
「じゃ…行ってきます」そう言って片手を上げ新幹線に乗った。
行ってきます。
それはここに帰ってくるって意味を込めて言ったのだと思った。
だから私も
「いってらっしゃい」
と見送った。
「もうちょっとだけ待っててくれ。」
「うん」
「あと・・・今度指輪買うときは左のを買ってやるからさ」
目が潤む。
もう・・・こんなこと言っておいて京都に帰っちゃうとか
酷過ぎる。
すると場内アナウンスが聞こえた。
「もう行かなくっちゃ・・・」
私はとっさに弦のスーツの裾を掴んだ
「ちーづーる」
困った様な顔の弦がフッと笑う。
そしてチュッとほっぺたに軽くキスをし
「愛してる」と耳元で囁いた。
目頭が熱くなるのを悟られない様
私は
「バーカ。そんなの知ってるよ」って言ってやった。
そして弦の乗る新幹線の扉があいた。
「じゃ…行ってきます」そう言って片手を上げ新幹線に乗った。
行ってきます。
それはここに帰ってくるって意味を込めて言ったのだと思った。
だから私も
「いってらっしゃい」
と見送った。