ずっと隣で・・・
それから今までの経緯と今の状況を説明。
話を聞き終わった弦の顔は厳しいものだった。
一番危険な事は私と英斗が2人きりになる事
だけど私と弦と英斗の3人でアパートで話し合うというのも危険だと
弦は言う。
最悪の事態まで考えなきゃいけないというのだ。
アパートだといろんなものがあり過ぎる。
弦は人の多い所で話し合った方がいいのではと考えた。
居酒屋も暗いところが多くて相手の表情がわかりづらい
からやめたほうがいいといった。
一番いいのは意外とここがいいということだった・・・・

正直そこまで私は考えていなかった。
改めて弦に感謝だ。
場所が決まると弦が自宅に電話をしてみてといった
「自宅?」
「そう・・・もし元彼が出たらここに来るように言ってほしい。
美鈴さんもよければ一緒にいてくれませんか?」
「ええ~。もちろん。」
美鈴は了承してくれた。

私はスマホを取りだすと自宅に電話をかける。

出るかな・・・
5コール目・・・・どうしよう。もしでなかったら・・・・
6コール目・・・・なんか違う緊張感で弦を見てしまう・・・
7コール目・・・・どうしよう。10回まで鳴らすべき?
8コール目・・・・あと2コールしてダメならもう・・・・
今日はやめ?
「もしもし・・・もしかして千鶴?」
で・・・でた・・・っていうかやっぱりいるじゃん。
私の部屋に・・・
目で弦と美鈴に合図すると
弦が頷いた
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