春夏秋冬片想い
「うっわ……。」


字、汚ねぇ……。今読みたくねぇな……。


と思って封筒をガサゴソしているとDVDが1枚。


「このDVDなんだっけ…?」
ハルが言う。皆覚えてないみたいだ。それもそうか。すごく前の出来事だもんな。


「あ、じゃあ今から私の家で見ようよ!!」

ナツが皆に向かって言う。


「おぉー!!そうしようぜ!!きーまり!」


ハルもノリノリだ。


じゃあ、行こっか。と言う俺。さんせーい!と言っているハルとナツ。


トーカがオドオドしながら、着いてきている。


~~~~~~~~


「よしっ!じゃあ、再生しまーす!」


カチッと言う音とともに写ったのはちっちゃい子供。


「写ってる?写ってる?OKー。イエーイ!!未来の俺ら、見てるー?」


元気に聞いてくるちっちゃい奴は……ハルか?


「ハルの後とか嫌だーwwはーい。見てるー?」

これは……。ナツ…か?

「そしてこれを撮影しているのはシュウでーす!!イエーイ!!」

「声だけだけど、こんにちは。見てる?」


冷たくちっさい俺が言う。生意気だな…。俺…。


「最後……?あ、こんにちは…。トーカです…。」


あ…。季節の名前順か…。
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