春夏秋冬片想い
「よし。今いるのは、シュウの家でーす!!」

「「いえーい」」


「と、ゆーことで!!未来の自分に今の自分の秘密を言いましょう!!」


どーゆうことだよ……。ハルのテンションには、今も昔もついていけてない。


「よし!じゃあ、まずはシュウでーす!!」

拍手をする皆。トーカまで拍手してる……。


「俺?俺はね……。成長期がまだきませーん。今はきてますか?」


確かにあの時はちいさかった。でも中学2年くらいからぐんぐん伸びて、中学3年には、小学生の頃には150もなかった身長が、中学3年には180になっていた。


「よし!じゃあ、次はナツ!」

「え?私?んー……。えっと…あ!最近、ユーヤ君に告白されたよー!!でも、断ったよー!!今も告白されたりしてる?」


テレビ越しに聞いているナツ。


「ちょっ!やめよ!!恥ずかしい!!」

今ここにいるナツが叫ぶ。


「ふぅ~♪♪よし!じゃあ次トーカ!!」


ハルは最後なのか…。トーカはどんなことを言うのだろう。


「あ!え?私…?うーん。秘密がないことが秘密です…。」


トーカらしい答えだな。思わず笑みがこぼれる。


「よし!じゃあ、最後は俺なー!!俺はー……」



ブチンッ……


あ、思い出した。確か、電源が切れちゃったんだった。


「俺の…秘密が…言えてないだと…!?」

ハルはショックを受けている。
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