クールなヒーローに甘いお菓子を。
「白咲君。朔は?」
白咲君の隣にいるはずの朔が見当たらない。
「え?あー。よくわかんない。今日は用事あるからーって行ってどっか行っちゃった」
薄情だよね、なんて冗談めかして言う白咲君は、朔の用事までは分からないらしい。
「あ、でもそういや…、」
「え、何?」
何かを思い出したような白咲君。
「もしかしたら、しばらく昼一緒にいれないかもしれないって言ってた」
「……え?」
なに、それ。