クールなヒーローに甘いお菓子を。
「…ねぇ白咲君」
「んー?」
「あの2人、付き合ってるよね?」
「いや、それがまだらしいよ」
「はぁ…何やってんだか」
そんなことを考えていたから、コッソリと行われていた真希と白咲君の会話には気付かなかった。
*・*・*・*
そして次の日。
私も朔も特に用事はなく、いつものように朝食後の珈琲を飲んでる時だった。
─────ピンポーン
滅多に鳴らない、家のチャイムが鳴った。