クールなヒーローに甘いお菓子を。




「もー…」


半分呆れてしまうけど、久々に会う弟に嬉しくないわけがなく口元が緩んでしまう。




周りが言うに、私はブラコンらしい。


まぁ自覚は少しはしてるけど。






そんな時だった。



「ちあ?誰だった?」




しばらくしても戻らない私を気にして、朔が玄関に来たんだ。




「…誰。ソイツ」


そして、不機嫌にそう呟いた。






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