クールなヒーローに甘いお菓子を。
「て、ことはだよ?姉貴と朔さん、今ここに2人で住んでるわけ?」
「え、そうだよ?って、アンタ知らないで来たの?」
信じられないとでも言うような顔で交互に私と朔の顔を見る夏輝。
何をそんなに驚いてるのかと不思議だったけど、よくよく考えればその答えは案外簡単に出てきた。
もう当たり前すぎてて忘れてた。
よく考えたら異様だよね。
高校生の付き合ってもいない男女が2人っきりで1つの家に住んでるって。