クールなヒーローに甘いお菓子を。
「本当だよ。仲良しの彼女がいるしね」
優しく抱きしめてたとこも見てるんだから、こっちは。
…まぁ、今は揉めてるみたいだけど。
「彼女…ねぇ。あの舜さんが」
まだブツブツと言う夏輝は放っておいて。
「朔。ごめんね。急に夏輝が…」
せっかくの休日なのに、コイツが来たら休めもしない。
私は別に久々に会うしいいんだけど、何しろここは朔の家。
休日にまで私の家族が押しかけるのは迷惑な話だ。