クールなヒーローに甘いお菓子を。







「なんか、妬けちゃうな」


「…え?」




ポツリと呟いた夏輝の言葉を、俺は確実に拾った。







「やっぱり夏輝、お前…」



俺の言葉に頷く夏輝。






そのまま夏輝の手はそっとちあの頬に触れる。









「好きですよ、姉貴のこと。ちゃんとした恋愛の意味で」





そしてそのまま、切なそうに呟いた。





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