クールなヒーローに甘いお菓子を。





どうやら、佐久本のところへ寄ってから家に帰るんだとか。






「姉貴、元気でな」


「夏輝こそ、風邪引くんじゃないわよ?」




そんな姉弟の会話をなんだか温かい気持ちで眺める。






その後に俺にぺこりと一礼して、夏輝は帰って行った。









昨日のうちに念のためと交換して置いた夏輝の連絡先。









【西山梨花には気をつけてください。】




次の日、夏輝から来たメッセージを、俺はまだ理解しきれていなかった。





< 184 / 265 >

この作品をシェア

pagetop