クールなヒーローに甘いお菓子を。





「ちあ」


どこからか聞こえた優しい声。





振り向けば、相変わらず家とは違うクールな印象を匂わせるうちの学校の王子様。








彼はいつだって、私の救世主なんだ。




昼休み以外は基本話しかけてこないのに、私が困ってるとこうやって側に来てくれる。






冷たいけど優しい、私の好きな人。





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