クールなヒーローに甘いお菓子を。




でも今はそんなこと気にしてられない。




「離して、舜」


今度は落ち着いて、冷めた声でもう一度言った。


それでも舜は離さない。





「佐久本。お前いい加減に…」


それを見かねた朔が助けに入ってくれようと口を挟んだ、その時。










「好きだ」






舜から、信じがたい一言が発せられた。






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