クールなヒーローに甘いお菓子を。
「ま、待って…。どういう意味、それ…」
混乱してしまって、頭の整理が追いついていない。
今、好きって言った?
誰が?朔が?
誰に?私、に…?
「う、そでしょ」
あまりにも信じられなくて、そんな言葉が漏れる。
「嘘なんてついてどうするんだよ」
朔のその言葉を未だに信じられずに、私は椅子を坐り直す。
「結構分かりやすかっただろ。言っとくけどちあくらいだから。俺が学校の女に話しかけるのって」