クールなヒーローに甘いお菓子を。
「あのね、真希」
だから、私は全てを話した。
舜に告白されたこと。
朔に告白されたこと。
朔が背中を押してくれたこと。
舜が私を守ってくれていたこと。
全部話し終わると、真希は何故か涙目で。
「良かったね」と、そう言ってくれた。
真希にはたくさん心配かけちゃったからな。
こんなふうに思ってくれる友達がいて私は幸せだよ。
「だからね、真希」
「うん?」
「帰ったら、朔に気持ち伝えようと思う」
そして、私にはまだやることが残ってる。