クールなヒーローに甘いお菓子を。
「朔に会えて、朔と暮らせて。1つ1つが私にとっては新鮮で、嬉しくて嬉しくて仕方ないんだよ」
ちあは、本当に嬉しそうに俺の目を見てそう告げる。
「ちあ」
「ん?」
「ズルイね」
「へっ…?」
ちあが不思議な顔をするがもう遅い。
「───んっ…」
俺は、彼女に口付けた。
「俺だって、お前と一緒に暮らせて嬉しいよ。…ていうか、すっげー幸せ」
「〜〜ッ!」
顔を赤くする彼女が、たまらなく愛おしい。
ちあ。
俺はずっとここにいるからな。
ずっと、ちあのそばにいるから。
今ここで永遠を誓いたいところだけど、それは特別な時まで取っておくことにするよ。