クールなヒーローに甘いお菓子を。





「───…できた!」



しばらくして、私の方はフレンチトーストが完成した。





当然だけど、私より後から作り始めた朔はまだ作ってる途中。



とりあえずフレンチトーストをお皿に盛って、テーブルに並べておいた。





「ちあ、着替えてきなよ。もう少しかかるから」

「そう?じゃ、そうするね」





朔にそう言われて、まだ部屋着だった私は部屋に戻って制服に着替える。



肩下くらいの髪は、毛先が少し跳ねていたから軽くブローして。



< 55 / 265 >

この作品をシェア

pagetop