クールなヒーローに甘いお菓子を。




そして何てタイミングの悪いことに、



「舜ーーーっ!」


舜の “本命” の子が走ってやってきた。






「…梨花」


「あれ、千秋ちゃんと一緒だったの…?」



私の姿を見て不安そうな顔をする西山さん。


舜は、そんな彼女を見て安心させるかのように手を握った。








「大丈夫。コイツとはなんでもないよ」


そう、西山さんに言い聞かせながら。



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